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お餅について❗️

[2019.01.07]

お正月の食べ物といったら何をイメージされますか?

おせち料理、お雑煮、鏡餅、ぜんざい、お餅…

そう、お正月には お餅 がつきものですね

お雑煮のイラスト

ですが

毎年お正月には、お餅がノドにつまって亡くなるというニュースが絶えません

院長も、むかしお正月に救急病院で当直した時、お餅をノドに詰まらせて搬送された方が、残念ながら命を落とされる場面を何度も見てきました。

なので、ご高齢の患者さんやご家族には、お餅の危険性を説明し、お餅を食べるのをやめましょうとお話しすると

「そうなんですね」

と納得してくださる方もいれば

「そんなん、お餅を食べへんお正月なんて、お正月とちゃう‼」

と言われる方もおられます

なぜ、命をかけてもお正月にお餅を食べたがる方がいるのでしょう?

鏡餅のイラスト

お正月といえばお餅をイメージしますが

お正月以外にも、赤ちゃんの1歳お誕生日に一升餅を背負わせたり、ひな祭り菱餅、端午の節句の柏餅など、日本では人生の節目ごとにお餅が関わります。

また、神様に供えたものを下ろして、お供え物をいただくことで、一年の無病息災を祈る意味があるともいわれているようです。

ご高齢者にとっては、縁起物のお餅は、お正月には欠かせないものなのかもしれません。

鏡開き・鏡割りのイラスト

ですが、お餅をノドにつめる事故は起きてほしくありません。

消費者庁は、高齢者の餅の窒息事故について注意喚起しています。(消費者庁・高齢者の餅の窒息事故 参照)

万が一、お餅をノドにつめてしまった時の対処法もありますが(日本医師会・救急蘇生法 参照)周囲が気づかなかったり、蘇生法が難しくてうまくいかなかったり、手遅れになるかもしれません

 

お餅を食べないお正月は寂しいかもしれませんが

ご家族や周囲の方を悲しい思いにさせないために

食べない事が一番よいかと思います

一年の無病息災の祈りの行為が、違う形にならないために…

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